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ストリートダンスの種類を教えて?
一口にストリートダンスと言っても、最近できた新しいスタイルのものや、王道のものなど、
たくさんの種類があり、今もなお、進化を遂げてどんどん新しいジャンルも生まれてきています。
ここで、ご紹介するのは、すべてではありませんが、最低限知っていてほしいものを、ピックアップ しました。是非、参考にしてみて下さいね。
■ JAZZ(ジャズ)
バレエの動きをベースとして、ジャズミュージックに合わせて踊る、ダンススタイルです。
近年では、ジャズミュージックの変化にともない、ジャズミュージックだけではなく、色々な最新音楽を使って、自由な感性で楽しまれています。
また、アーティストや、タレントなどが踊る舞台や、ショーダンスの多くは、ジャズダンスがベースとなっていて、
ストリートダンスというよりかは、ショーダンスとしての認識が高く一般的です。
■ BEBOP(ビバップ)
古き良きジャズミュージックに、合わせて踊る、ダンススタイルです。
タップダンスから、強い影響を受けており、スピン、ジャンプなど、アクロバティックな要素も取り入れた、スピード感あふれるステップが特徴的です。
BEBOP(ビバップ)の、名前の由来は、BEBOPという、音楽ジャンルで踊られていたことから、そう呼ばれるようになりました。
■ BLEAK、BREAKIN'(ブレイク、ブレイキン)
ブレイキン、ブレイク、B-BOYINGとも呼ばれ、それを踊る人の事を指して、B-BOY、B-GIRLと呼びます。
B-BOYという言葉はもともと、このブレイクダンスを踊る人の事を指します。
ブレイクダンスには、エントリー、フットワーク、パワームーブ、フリーズの、大きな4つの要素があります。
また、頭で回るヘッドスピンや、背中で回るウインドミルなど、派手な大技が特徴的です。
・エントリー(立踊り)
・フットワーク(かがんだ状態で足を動かす)
・パワームーブ(頭で回ったりする)
・フリーズ(逆立ちなどの状態から静止する)
もともと、ヒップホップ要素におけるダンスは、このブレイクダンスから生まれたもので、
ギャング達が、抗争をまとめるため、銃撃戦の代わりとして、ブレイクダンスでバトルをしたことが始まりとされています。
■ LOCK、LOCKIN’(ロック、ロッキン)
LOCKとは、音楽の、ROCKではなく、鍵をかける(ロックする)という意味のダンスで、激しい動きから、
突然止まる、ポーズする(ロックする)という動きからきています。
また、すばやいキレのある動きの中で、ポイントと呼ばれる指を指したりする動きもあります。
DAPUMPの、ISSAさん、KENZOさん、などが得意とするダンススタイルがこれに当たります。ちなみに、KENZOさんは、世界のロックダンス大会で優勝した経歴もあります。
もともとは、ドン・キャンベルロックという人物が、このダンススタイルを考えたとされており、
名前のキャンベルロックをとって、ロックという名称になったとも言われています。
ストリートダンスの、ジャンルの中では、大人数で踊ると、よりタイトでキレイなダンスに見えます。
■ POP(ポップ)POPPIN' ポッピン
1960〜1970年代にかけて形成されたダンススタイルで、筋肉をはじくと言う意味の、POP(ポップ)が名前の由来になるダンススタイルです。
パントマイム、キングタット、ロボット、ヒット、ウェーブなどの、人間らしくない不思議に見える動きが、特徴的です。
ダンスグループ、The Electric Boogaloos(ザ・エレクトリック・ブーガルーズ)のリーダーである、
Boogaloo Sam(ブガルー・サム)が考えたとされています。
有名なところでいくと、マイケル・ジャクソンの「スリラー」、「スムースクリミナル」などで、このダンススタイルを取り入れたことで、世界中に広まりました。
ちなみに、POPを踊る人の事を、ポッパーとも呼びます。
■ ANIMATION(アニメーション)
アニメーションにおける、コマ送りの動作が語源で、、POP(ポップ)ダンススタイルから派生したダンスの1つです。
スローモーションや、ロボットダンス、パントマイムの動きで、ポーズを取ったりして、トリッキーな不思議な動きで魅せます。
■ WAACK(ワック)
1970年代中盤の、ディスコミュージック音楽に合わせ、腕をムチのように振り回したり、
体に腕を巻きつけるような動きが特徴的なダンススタイルで、ディスコミュージックを好む、ゲイの人達のカルチャーから生まれました。
WAACK(ワック)は、多くのゲイダンサー達が、クラシックバレエや、ジャズダンスをしていたので、
腕を振り回したりするだけではなく、スピンやターンも多く使われています 。
激しく力強く踊りますが、エレガント&セクシーな部分もアピールしていきます。
■ VOGUE (ヴォーグ)
VOGUE (ヴォーグ)、の名前の由来は、ファッション雑誌「ヴォーグ」のモデルがするポーズに似ていたことから、そう呼ばれるようになりました。
3つのスタイルがあり、オールドウェイと呼ばれる、一般に広まる以前のダンススタイルは、
左右対称、キレイな腕の動作が特徴的で、一般に知られた以後のニューウェイでは、動きの幅も広がり、
体のひねりや、幻想的、幾何学的な、手先の動きが強調されるようになりました。
1990年代後半になると、さらにジャンプ、アクロバットなどを加えた、フェムスタイルも開発されました。
■ HIPHOP(ヒップホップ)
近年では、すっかりおなじみのヒップホップダンス。
時代によって様々なスタイルが生まれてきていて、ダンスの定義をするのが最も難しいジャンルです。
数えきれないほどのダンスジャンルの要素が詰まっていて、ジャンル分けできないほど、形も自由になってきました。
一般的には、HIPHOP要素から生まれたダンススタイルである、BREAKまたは、POP、LOCKといったジャンルを、
オールドスクールと呼んでいて、世間一般でいう、HIPHOPダンスは、ニュースクールと呼ばれています。
その中間の時代に生まれたダンスを、ミドルスクールとも呼ぶんでいるようですが、
これは、日本人独自の分け方で、海外では、ニュースクールか、オールドスクールで分類することが多いです。
■ HOUSE(ハウス)
HOUSE(ハウス)は、ディスコミュージックを元に発展した、ハウスミュージックから生まれたダンススタイルで、
速いビートで目まぐるしく動き、流れるような素早いステップと、フロアワークが特徴的です。
NYのトップダンサー達が、ハウスミュージックに合わせて、ヒップホップ、ブレイク、カポエイラ、サルサなどを、
取り入れたことから、近年では様々な、ハウスダンススタイルが形成されてきています。
■ KRUMP(クランプ)
犯罪も多い、情勢不安定な、ロサンゼルスの、サウスセントラルの過酷な状況の中で生きていく若者達が、
厳しい環境を生き抜くための手段として、生み出したダンススタイルです。
もともとは、ストリートで頻繁に発生する抗争や暴力を、ダンスに取って代えることで解消しようという運動から生まれたダンスでもあります。
代表的な、3つの動きが基本となります。
・ストンプ(足を踏み付ける)
・チェストポップ(胸を突き出す)
・アームスイング(腕を振り下ろす)
グループで踊るというよりも、バトルや、セッションがメインとされています。
■ REGGAE DANCE (レゲエダンス)
女性ダンサーのイメージが強く、お尻を振ったり足を開脚したりと、セクシーな振付けが多く、衣装もセクシーなもので踊ります。
見た目以上に、激しいダンススタイルで、三点倒立などの、アクロバティックで、非常にハードな動きもあり、体の柔軟性もかなり必要とされます。
あまりイメージはないかも知れませんが、男性のレゲエダンサーも数多く存在しています。
■ DOUGIE(ドギー)
LA(ロサンゼルス)のストリートや、ビーチで、10代の若者達の遊びの中から生まれたダンススタイルです。
ジャークというステップが流行する中で、生まれた上半身のグルーブだけで、音楽に乗る新しい動きです。
また、HIPHOPといえば、ダボダボのジーンズというイメージでしたが、逆にピタピタのスキニージーンズ等で、
踊られていたことから、フューチャーされました。今では、HIPHOPシーンでも、スキニージーンズは定着してきています。
■ DUBSTEP DANCE(ダブステップダンス)
ロボットダンスやアニメーションダンスなど、人間らしくない不思議に見える動きが特徴的なダンスもありますが、
それの進化形ともいえる、近年、流行しているダンススタイルです。
DUBSTEP(ダブステップ)とは、2000年代前半にロンドンで生まれたと言われており、
唸るような低いベース音と、機械的な高いサンプル音で、構成されたダンスミュージックの一種です。
新たなムーブメントを起こしている、ダブステップダンスに、今後も目が離せません。
■ FLEXING (フレキシング)
FLEXING (フレキシング)は、ニューヨーク、ブルックリンのスラム街で生まれた、
すごく新しいダンススタイルで、かなり歴史は浅いです。
ムーンウォークを、360度方向に展開するグライディングや、背中で結んだ両手を回転させながら体の前に移動させる
ボーンブレイクなど、軟体動物のような動きが特徴的なダンススタイルです。中国雑技団のような動きにも見えます。
時代によって、様々なダンススタイルが生まれてきていて、細かいジャンルや、色々なダンススタイルの組み合わせにより、
無数にダンススタイルがありますが、代表的なダンススタイルとしては、以上 になります。
ストリートダンスは、基本的に自己表現のための、自由なダンスなので、
時代とともに、次々と新しいものが誕生してきているのが現状です。
また、それぞれのダンススタイル、動きを、違うものとして捉えるのではなく、
色々なジャンルを取り入れて踊る事でより、ダンス表現の幅が広がりますので、
色々なダンススタイルに、興味をもって是非、挑戦してみて下さい。
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